
外資系IT企業にエンジニア未経験でも入れる?転職戦略とよくある疑問

Oikonです
外資系IT企業でエンジニアをしています
- 外資系IT企業で働きたい
- プログラミング未経験だけど、エンジニアに転職できる?
- 年収アップのために外資系を目指したい
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
IT業界の中でも特に外資系企業は、高収入や先進的な職場環境が魅力です
その一方で、「未経験では難しい」「情報が少ない」などの印象もあります

ITエンジニア難しそうって言われます
結論から言うと、
未経験で外資系IT企業に直接転職することは難しいが、段階的なキャリアアップで十分可能
と私は思います
この記事では、未経験でエンジニア転職する実態と、
未経験から外資系IT企業に入るための具体的なキャリアアップ戦略についてお伝えします
- IT基礎スキルの習得
- IT企業への転職
- 現場でのスキルと経験の蓄積
- 専門性の確立
- 外資系IT企業へのエンジニア転職
これらについて具体的に何をするべきかお伝えします
また未経験のエンジニア転職について、よくある疑問についてもお話しします
みなさんの参考になれば幸いです!
目次
外資系IT企業にエンジニア未経験で転職するのは難しい?
未経験で直接転職するのは難しい
未経験で外資系IT企業のエンジニア職にいきなり転職するのはかなり難しいです
実際に外資系IT企業に働いている目線で、企業が転職者に何を求めているかを書き出してみました
- これまでの成果と技術力の提示
- 募集している仕事内容ができる能力
- 問題解決能力とコミュニケーション能力
これらから言えることは、企業はある程度すぐにスタートできる戦力を求めていることが多いです
この条件をエンジニア未経験の方がクリアすることは難しいと思います
英語が突出して得意な方は未経験でもサポートエンジニアなどで採用されるケースもあります
もちろんある領域にエンジニア以外の専門分野に特化した深い知見や高い英語力があればチャンスも増えますが、最低限のプログラミングスキルや知識などは必要です
しっかり準備すれば現実的になる
では未経験から外資系エンジニアになることは無理なのでしょうか?
直接的に外資系IT企業のエンジニアになるのが難しくても、ステップアップをした末に外資系企業に転職することは十分可能だと私は思います!
具体的には、自分に合ったレベルのIT企業への転職をしてステップアップする戦略が必要です
未経験から少しずつエンジニアとしてのレベルを上げていくことが重要になります
未経験から外資系IT企業に転職する現実的なステップ


未経験から外資系IT企業に転職する現実的なステップを見ていきましょう
5つのステップを紹介します
- IT基礎スキルの習得
- IT企業への転職
- 現場でのスキルと経験の蓄積
- 専門性の確立
- 外資系IT企業へのエンジニア転職
①IT基礎スキルの習得
未経験からエンジニアになるためには基礎的なITスキルの習得が必要です
現在持っているITスキルのレベルにもよりますが、以下のようなスキルは身につけておきましょう
IT業界で求められる主なスキル
- 技術基盤知識
- コンピュータサイエンスの基礎:データ構造、アルゴリズム、OSの仕組み
- ネットワーク基礎:TCP/IP、HTTP/HTTPS、APIの概念
- クラウドコンピューティング:AWS/Azure/GCPの基本概念と主要サービス
- データベース:RDBMSの基礎、SQLの基本操作
- 開発スキル
- プログラミング言語:
- 汎用言語:Python、Java
- Web開発:JavaScript/TypeScript、PHP
- 開発ツール:
- バージョン管理:Git
- コマンドライン:基本的なLinuxコマンド
- IDE/エディタ:VSCode等の使い方
- プログラミング言語:
- アプリケーション開発
- フロントエンド開発:HTML/CSS、JavaScriptフレームワーク(React等)
- バックエンド開発:サーバーサイドの処理、API設計
- モバイルアプリ開発:基本概念と主要プラットフォーム
- システム運用・保守
- インフラ管理:サーバー/ネットワーク構築、セキュリティ
- CI/CD:継続的インテグレーション/デリバリーの基本
- モニタリング:ログ解析、パフォーマンス監視
ちなみに全部完璧にする必要はありません!



〇〇を完全に理解できる日は来ないのです
技術基盤知識と開発スキルの要点をざっくり押さえたら、自分でアプリケーション開発をしてみるのがおすすめです
最近ではProgateやUdemyなどのオンラインの学習教材が豊富にあるので、まずはこれらをやってみることをお勧めします
Udemyについてはこちらの記事でも紹介してい流ので、良かったら読んでみてください!
外資系ITエンジニアになろう!




【初心者向け】Udemyのおすすめの講座と会員登録方法を徹底解説 | 外資系ITエンジニアになろう!
IT初心者に最適なUdemy活用ガイド!基礎から実践まで学べる講座を100時間受講した私がおすすめポイントと登録方法、初心者向けの講座を具体的に解説します。
②IT企業への転職
基礎的なITスキルを身につけたら、次のステップはIT企業への転職です
この段階ではどのような企業を選ぶかが重要になります
未経験からの転職先として現実的な選択肢は主に以下の3つです
- SES企業(システムエンジニアリングサービス)
多くの未経験者を採用しており、比較的入社しやすい傾向あり。クライアント先に常駐して開発や運用を行うことが多く、様々な現場を経験できることがメリット - 受託開発企業
クライアントからの依頼を受けてシステム開発を行う企業。自社内での開発が中心で、開発プロセス全体を学べることが多い - 自社開発企業(スタートアップなど)
自社サービスを開発している企業。未経験者向けポジションは少ないが、一部のスタートアップでは熱意とポテンシャルを評価して採用するケースもあり
転職先を選ぶ際のポイントは以下の通りです
- 教育体制を重視する
「未経験歓迎」と書いてあっても、入社後の教育体制が不十分だと自己学習だけでは厳しい場合がある - 使える技術を確認する
将来のキャリアを考えると、市場価値の高い技術(JavaScript、Python、クラウドサービスなど)に触れられる環境が望ましい - プロジェクト内容を確認する
可能であれば面接時に「どのようなプロジェクトに配属されるか」「どのような業務を担当するか」を具体的に確認する - 給与よりも学べる環境を優先する
未経験段階では給与よりも経験とスキルを積める環境を優先する
転職活動のコツとしては、
- ポートフォリオの作成(自分で作ったアプリやWebサイトなど)
- 学習してきたことを具体的に説明できるようにする
- 成長意欲や学習姿勢をアピールする
- IT業界への志望動機を明確にする
これらを意識するといいでしょう
また、未経験からのIT転職に特化したエージェントを利用するのも効果的です
未経験者向けの求人情報や企業の内情を教えてもらえるだけでなく、書類や面接対策のサポートも受けられます
この段階でのゴールは「とにかく実務経験を積むこと」です
最初から理想の環境にこだわりすぎず、まずはIT業界に入ることを優先しましょう
③現場でのスキルと経験の蓄積
IT企業に転職できたら、次は現場で着実にスキルと経験を蓄積していくフェーズです
この際
仕事と自己学習の両輪で成長していくことが重要です
メインの仕事だけでなく、自分で必要だと思う技術を自己学習しましょう
エンジニアは常に流れの早いIT業界で学び続ける必要があります



学ぶことが楽しいと思えるといいね
業務外での自己学習を継続する成長のポイントは以下のとおりです
- 業務で使用している技術の理解を深める
- 新しいツールや言語を学ぶ
- 個人開発で実践する
この段階での目標は一人前のエンジニアとして自分で考えて実行できるようになることです
本業と自己学習の2つでスキルを高めていきましょう
④専門性の確立
現場経験を2〜3年積んだら、専門性の確立を考えます
外資系企業に転職するには、特定の領域での専門性が武器になります
つまり「この分野なら私に任せて」といえる専門領域が重要です
具体的に専門性を確立するために、以下のようことを考えます
- 業務で関わる技術領域の深掘りをする
- 市場価値の高い技術に特化する
- 特定の業界知識と技術を掛け合わせる
これらの専門領域について技術記事の執筆などを行うとアピールしやすくなります
また目に見える能力の証明として認定資格も取得でいると説得力が上がります
AWSやAzureなどのクラウド関係の認定資格が今は企業にも人気ですね



目に見える成果物はすごく大事です
⑤外資系IT企業へのエンジニア転職
技術力も確立してきたところで外資系IT企業にチャレンジできるようになります
ちなみに他のIT企業をさらに挟んでステップアップしてもOKです
数年でもIT業界で働いている経歴があれば未経験の時と違い、選べる求人の数が圧倒的に増えます!
やっぱり外資IT企業を受けてみたいなと思ったらそれもいいでしょう
外資企業によって求められる技術や文化が違うため、自分の提供できるものとマッチするかよく考えます
たとえば企業によっては、技術力に加えて英語を求められることも多いです
以下の記事で、どのような場面で英語力が必要なるか紹介しています
外資系ITエンジニアになろう!




【外資系】英語できなくても大丈夫?現役社員が語る必要な英語力 | 外資系ITエンジニアになろう!
外資系IT企業の現役社員が語る、英語力の本当の必要性。最低限必要なスキルから職種別の使用場面まで徹底解説。「英語ができなくても大丈夫?」という疑問にリアルな回答を…
足りない部分を補完しつつ、外資系IT企業へのエンジニア転職活動をします
余談:開発職になる戦略
外資系IT企業の中には製品の開発職がある企業も多いです
日本で求人をとっていない場合もありますが、多くは企業サイトの求人で直接募集されています
開発職になることは通常のエンジニアよりもさらに難易度が高い企業もあります
そのような場合は、一旦SIerや製品サポートなど他のITエンジニア職に就いて社内転職で開発職になる方法があります



色々な職種経験している人は強いです!
多くの外資系IT企業は社内でのジョブチェンジを積極的に行っているため、このようなチャンスも数多く存在します
よくある疑問
未経験者向けの求人の真実
「未経験歓迎」の求人には様々なタイプがあります
中には教育体制が整っていない企業や、単純作業だけを任せる企業もあります
見極めるポイントは、研修内容の具体性、先輩社員の話を直接聞けるかどうか、そして口コミサイトでの評判です
良質な未経験者向け企業は確かに存在しますが、採用前に企業研究をしっかり行ってください
学歴フィルターは存在するか?
外資系企業では、新卒採用では学歴を重視する傾向がありますが、
中途採用ではスキルと実績がより重要視されます
経験を積んだエンジニアであれば、学歴よりも実際の技術力や成果が評価されます
ポートフォリオの充実や技術ブログの執筆など、自分のスキルを誰がみてもわかる形で示す方法を意識すると良いでしょう
SES企業は避けるべき?
System Engineering Service(SES)企業は評判が良くないケースもありますが、全てが悪いわけではないと思います
比較的入りやすいので未経験者がIT業界に入る入口としては現実的な選択肢の一つです
ただ教育制度の有無・案件の質・離職率などをしっかり確認することが大事です
良いSES企業では様々な現場経験を積める一方、悪いSES企業では成長機会が限られることもあります
まとめ:未経験のエンジニア転職は、段階的なキャリアアップ戦略が必要
この記事では「外資系IT企業にエンジニア未経験でも入れるか」という問いに対して、
直接外資IT企業に入るのは難しいが、段階的なキャリアアップで十分に可能
ということを伝えてきました
- IT基礎スキルの習得
- IT企業への転職
- 現場でのスキルと経験の蓄積
- 専門性の確立
- 外資系IT企業へのエンジニア転職
これらのステップを踏むことで、外資系IT企業に入るチャンスは十分高くなると思います
まずはIT基礎スキルの習得から少しずつ着実に進めていきましょう
また並行して転職活動をして自分のスキルとIT業界で求められているスキルのすり合わせることもおすすめします
できるだけ早く転職活動をすることの重要性については、以下の記事で紹介しています
外資系ITエンジニアになろう!




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この記事が参考になれば幸いです
ではまた!
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