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Oikon
30代のエンジニア
某外資IT企業に5年以上勤務しています

プログラミング経験は2年間のみでしたが、気合いで外資IT企業に入りました

自分が就職活動している際に、外資IT企業の方の情報がとても少なかったと感じました
外資IT企業のリアルが気になっている人に、現役社員のリアルを伝える目的でこのブログを運営しています
外資ITの情報収集のお役に立てれば嬉しいです!

(このサイトにおける企業に関する発言は個人の見解です)

外資系IT企業のソフトウェアエンジニアに必要なプログラミングスキル

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Oikonです

外資系企業でITエンジニアをしています

みなさんは外資ITエンジニアについて、こんな疑問を持っていないでしょうか?

  • プログラミングスキルは必要?
  • 外資ITエンジニアに必要なスキルは?

外資系IT企業のエンジニアに必要なスキルはなかなか表には出てこないものです

この記事では現職のソフトウェア開発エンジニアが、外資系IT企業のエンジニアに必要なプログラミングスキルについて考えをお話しします

先に私の結論を書きます

外資ITでも特別なスキルは必要ない
エンジニアに求められることは同じ

この記事は主に外資系IT企業が気になっている転職者に向けて書いています

新卒などは別の観点で必要なものが違うので、今回の記事では割愛します

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でも新卒・未経験の方も参考になることが多いと思います!

目次

外資系ITの開発スタイルの特徴

外資系ITのエンジニアに必要なスキルを話す前に、外資系ITの開発スタイルの特徴について触れておきます

外資系ITの開発スタイルの特徴
  • 自社開発の製品が多め
  • グローバルチームで働くワークフロー

自社開発の製品が多め

そもそも外資系IT企業と日系IT企業の多くのWeb開発系・インフラ系の企業で求められているスキルは違います

一般的な日経IT企業の多くは、以下の知識が求められることが多いです

  • Web開発系:JavaScriptなどのWeb系言語・Reactなどのフレームワーク
  • インフラ系:AzureやAWSなどのCloud技術

一方で、日本にある外資系IT企業は自社製品を持っていることが多いです

そのため自社製品に特化した技術分野を知る必要があります

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製品によって開発手法が全然違う事もザラにある!

「このスキルが必要という」というよりは、一般的なIT技術に加えてその製品の分野の技術を知る・適用する能力が必要になります

グローバルチームで働くワークフロー

外資ITの開発スタイルのもう一つの特徴は、グローバルチームと仕事をするという特徴があります

グローバルチームで働くことと日本国内だけで働くことはいくつか相違点があります

まず大きな違いは、時差が存在することです

例えば、アメリカと日本では時差がおよそ14時間違うため、日中のミーティングを設定することが難しいです

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海外のチームとのミーティングは日本ほど多くないです

またグローバルチームと働くため、英語のコミュニケーションが必要になります

このような背景から、簡単にステータスの共有をし常に24時間製品を開発する目的で、外資系IT企業ではアジャイル開発が主流です

今まで半年に1回などのリリースサイクルだったものが、2週間に1度になっているケースもあります

外資系IT企業の開発サイクルは年々短くなっていることが特徴的です

開発に必要なプログラミングスキルセット

ここでは、私が考える開発に必要なプログラミングスキルセットを4つ挙げます

開発に必要なプログラミングスキルセット
  • 何かしらの言語での開発経験
  • Gitなどの管理ツールを利用したチーム開発経験
  • 単体テストとテスト自動化
  • CI/CDパイプラインとDevOpsの理解

①:何かしらの言語での開発経験

どの言語を習得する必要があるかという質問を聞きますが、私は個人的には何でも良いと思っています

Python、JavaScript、TypeScript、Java、Goあたりが使えれば基本的に問題ないです

これは1つの言語である程度の開発経験があれば、他の言語を使った開発にもすぐに適用できるためです

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ちなみに私はC, C++を入社前使っていました

特定の外資系IT企業に就職したいのであれば、その企業の事業領域に沿ったプログラミング言語を習得すると良いでしょう

例えば、AI開発が盛んな企業に行くのであれば、Pythonはライブラリが豊富なため使えた方がいいです

ウェブ系の言語を使う会社であれば、JavaScript、TypeScriptあたりは使えるといいでしょう

②:Gitなどの管理ツールを利用したチーム開発経験

開発に必要なプログラミングスキルセットとして、Gitなどのソース管理ツールを利用するチーム開発経験が挙げられます

グローバルチームで開発する際には必ずチーム開発を行います

グローバルチームとの仕事は同じ会議室に集まったり会社に出社してミーティングをすることはほぼありません

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海外とのやり取りはBriefingかチャットが多め

この際に、Gitなどの管理ツールを使ったチーム開発経験が必要になります

もしチーム開発経験がないのであれば、どこのかの企業もしくは誰かと一緒にチーム開発経験を積んだ方がいいです

③:単体テストとテスト自動化

単体テストとテスト自動化については、製品開発エンジニアにとって必須スキルと言えます

グローバルチームと開発をすると、時差の関係から自分が寝ている間にもコードが更新されます

またミーティングする時間も少なく、メッセージ上でのやり取りになることも多いので、コミュニケーションも日本人だけで開発するケースよりも難しくなります

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ディスコミュニケーションは、製品のバグを引き起こしやすい

ちゃんと単体テストを書いておかないと、製品のソフトウェアが簡単にバグだらけになりかねません

テストを書けるエンジニアになってください

④:CI/CDパイプラインとDevOpsの理解

CI/CDパイプラインとDevOpsの理解は外資系IT企業のエンジニアにとって重要なスキルです

CI/CDとはコードの変更を自動的にテスト・ビルド・デプロイするための自動化プロセスです

外資系IT企業では複数のタイムゾーンにまたがるチームが開発するため、この自動化の仕組みが不可欠です

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CI/CDツールではJenkinsとかが有名ですね

DevOpsは「開発と運用の壁を取り払う」考え方で、外資系企業では「You build it, you run it」の文化が浸透しています

つまり、自分が書いたコードの本番環境での動作まで責任を持つことが求められます

グローバルチームでは特に、この自動化されたプロセスを通じて言語や時差の壁を越えた協業が実現できます

CI/CDとDevOpsの知識があれば、開発ライフサイクル全体を理解し、チームに即戦力として貢献できるエンジニアとして評価されるでしょう

評価されるプログラミングスキルやポイント

ここからは外資系IT企業で現在開発エンジニアをしている私が、評価されるプログラミングスキルやポイントについて追加で紹介します

評価されるプログラミングスキルやポイント
  • 知らない技術分野を調べられる能力
  • AIに関するスキル
  • 誰にでも分かる成果物

知らない技術分野を調べられる能力

知らない分野について自分で調べられる能力は、IT企業全般に言えることですが、絶対に必要です

特に外資系IT企業は、それぞれの事業領域で特有の開発プロセスなどが存在することが多いです

これは外資系IT企業が自社開発の製品ソフトウェアを保有していることが多いためです

製品固有の技術なども多いため、自分で分からないことを調べて解決していく能力を示すことがとても重要です

AIに関するスキル

最近ではLLM(Large Language Model)について研究をしていたり、開発で使ったことがある経験は非常に評価されやすい印象です

これには開発チームの海外へのアピールも関係しています

外資系IT企業はグローバルには数多くのチームがあり、それぞれのチームがグローバルの中で存在感を出すことが重要になります

Oikon

アピールしないとチームに人も増えないし解体もありえる…

本社指示でただ製品を作っているだけではなく、チームから新たな製品のアイデアなどを出すことが存在感を示すために必要なのです

最近のAI技術を製品に取り込むようなアイデアをチームメンバーのエンジニアに求めている組織も多いです

このような背景から、開発の中でAIを使えるスキルだけでなく、製品にAIを取り込むアイデアを出せるような人が重宝されると思います

誰にでも分かる成果物

誰にでも分かる成果物は、間違いなく評価されるポイントです

分かりやすい成果物があると、その人がどれくらいの能力があるか示しやすいです

例えば以下のような成果物が考えられます

  • 技術ブログでの発信
  • アプリの開発経験
  • OSS(オープンソースソフトウェア)へのコントリビューション
  • 掲載された論文

また特定の企業に入りたいのであれば、その企業のソフトウェア製品に関連した成果物も評価されます

  • マイクロソフト -> AzureやVS Codeの開発経験や成果物
  • Amazon -> AWSを用いた成果物

このように企業別にアピール戦略があると良いと思います

分かりやすい成果物は、どのような企業でも評価されると言えるでしょう

まとめ:外資ITでも求められているのはエンジニアの一般的なスキル

この記事では、外資IT企業のエンジニアに必要なスキルについて私の考えをお話ししました

基本的なスキルセットで紹介したものは以下の4つです

  • 何かしらの言語での開発経験
  • Gitなどの管理ツールを利用したチーム開発経験
  • 単体テストとテスト自動化
  • CI/CDパイプラインとDevOpsの理解

私が評価される思うスキルは追加で3つ挙げました

  • 知らない分野について自分で調べられる能力
  • AIに関するスキル
  • 誰にでも分かる成果物

人によっては当たり前のことだと思われたかもしれません

でも外資IT企業の製品を開発しているエンジニアだからといって、特別なスキルが必要なわけではないです

もし自分にはない、難しいと思っても安心してください

Oikon

情報系出身じゃないですがなんとかなっています!笑

ちなみに今回は英語については一切触れていませんが、以下の記事で英語については話しているので読んでみてください

少しでも外資系IT企業のエンジニアに必要なスキルについて参考になれば幸いです

ではまた!

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