
【外資系IT企業一覧】業種や平均年収を徹底紹介【エンジニア向け】

Oikonです
外資系企業でITエンジニアをやっています
自分が外資系企業を探していた時に、IT業界の分かりやすい企業一覧がありませんでした

外資でもエンジニアとコンサルが混ざってたりするね
そのためこの記事では
- 代表的な外資系企業の一覧
- 外資系IT企業の全体像
- 各企業の概要と公式ページ
を紹介します!
各企業の概要には、分かる範囲でのエンジニア職の平均年収も記載しました!
- どんな外資系IT企業があるの?
- 外資の違いがわからない
- 外資系のエンジニアの平均年収が知りたい!
このような疑問はこの記事を読めば分かるようになると思います!
ちなみに気になる平均年収については、どの企業もITエンジニア職でも1000万近くあります
なぜ外資系IT企業の平均年収が高くなるかはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ読んでみてください!
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さっそく見ていきましょう!
目次
外資系IT企業の全体像


外資IT企業一覧(クリックで企業概要にジャンプできます)
外資系IT企業の中でエンジニア職がある企業をまとめました
エンジニア職が公募されているかなどの観点から選んでいるため、Meta社など入っていない企業もあります
これらの企業を以下のように分類しました
- 大手グローバルテック企業(GAFAM系)
- 大手エンタープライズIT企業
- エンタープライズ系
- クラウドサービス・SaaS系
- セキュリティ・クラウド・DevOps系企業
各企業の概要を見ていきたいと思います!
大手グローバルテック企業(GAFAM系)


いわゆるGAFAMと呼ばれる企業たちです
Facebook(Meta)は今回は含んでいない代わりに、知名度でXも入れています
Apple, Microsoft, Amazon, Googleは全世界の時価総額のランキングでもTOP5の中に入っています
どの企業も何らかの分野で独自のプラットフォームを握っており、広いシェアを誇っています
また利益をさらに未来の技術に投資するだけのパワーを兼ね備えた企業たちです!
Google(グーグル)


世界最大の検索エンジンを運営するテック大手
Gmailやマップ、YouTubeなどの多様なインターネットサービスを提供するほか、Android OSやクラウドサービス(GCP)も展開
広告収入を主な収益源としながら、クラウド事業にも注力している
Amazon(アマゾン)


世界最大のEコマースプラットフォームとクラウドサービス(AWS)を提供する企業
日本では通販サイト運営と企業向けクラウドインフラ事業を二本柱として展開
プライム会員向けの動画・音楽配信サービスも提供しているほか、AI技術を活用した製品開発やロジスティクス事業にも力を入れている
Apple(アップル)


ハードウェアとソフトウェアを統合したエコシステムを展開する世界的テクノロジー企業
iPhone、iPad、Macなどの製品開発・販売を行うほか、App Store、Apple Music、Apple TVなどのサービス事業も強化
日本ではApple Storeの運営や製品販売、マーケティング活動を中心に事業を展開している
Microsoft(マイクロソフト)


ソフトウェア開発からクラウドサービスまで幅広く展開する世界的テクノロジー企業
Windows OSやOffice製品を主軸に、Azureクラウドプラットフォーム、Surface製品、Xbox、LinkedIn、GitHub等多角的に事業を展開
日本では法人向けクラウドサービスを特に強化し、AI技術の導入も積極的に推進している
X Corp.(旧Twitter)


世界的なソーシャルメディアプラットフォームを運営する企業
2023年にTwitterからXへと社名変更
短文投稿を中心としたコミュニケーションプラットフォームの提供やデジタル広告事業を展開している
現在はイーロン・マスク氏率いる経営陣のもと、決済機能や動画配信など機能拡充とビジネスモデルの変革を進めている
大手エンタープライズIT企業


大手エンタープライズ系のIT企業は、企業向けの製品やサービスを持っています
BtoBのものが多いため馴染みのない企業もあるかもしれませんが、いずれの企業も世界的な知名度はとても高いです
これらの企業もGAFAM系に負けず劣らず、独自のサービスやプラットフォームを持つ企業が多いため競争力も高いことが特徴です
エンタープライズ系
IBM


創業100年以上の歴史を持つ世界的IT企業
エンタープライズ向けクラウドサービス、AI(Watson)、コンサルティング事業を中心に展開
ハードウェア中心からソフトウェア・サービス事業へとビジネスモデルを転換し、現在はハイブリッドクラウドとAIソリューションの提供に注力している
Oracle(オラクル)


世界最大級のエンタープライズ向けデータベースソフトウェアプロバイダー
Oracle Databaseを主力製品として、クラウドインフラ(OCI)、業務アプリケーション(ERP/SCM)、ミドルウェア製品まで幅広く提供
SAP


世界最大級のエンタープライズソフトウェアメーカー
ERPシステムを中心に、財務、人事、製造、サプライチェーン管理、顧客関係管理(CRM)などの統合業務ソリューションを提供し、近年はクラウドサービスにも注力
クラウドサービス・SaaS系
AWS (Amazon Web Service)


Amazonが提供する世界最大規模のクラウドコンピューティングプラットフォーム
仮想サーバー、ストレージ、データベース、AI/機械学習サービスなど200以上のサービスを展開
多くの企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、データセンターの拡充や人材育成にも積極的に投資している
Sales force (セールスフォース)


世界最大のCRM(顧客関係管理)プラットフォーム提供企業
クラウドベースのSaaS型ビジネスモデルで、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloudなど多様な業務アプリケーションを展開
2021年にSlackを買収し、ビジネスコミュニケーション領域も強化
Cisco(シスコシステムズ)


ネットワーク機器・サービスのリーディングカンパニー
ルーター、スイッチなどのネットワーク機器を中心に、クラウドソリューション、サイバーセキュリティ、コラボレーションツール(Webex)まで幅広いIT製品・サービスを提供
VMware(ヴイエムウェア)


サーバー仮想化技術のパイオニア企業
仮想マシン、ハイパーバイザー技術を基盤に、クラウドインフラストラクチャ、ワークスペース仮想化、ネットワーク仮想化などのソリューションを提供
Adobe(アドビ)


デジタルクリエイティブツールとマーケティングソリューションの世界的リーディングカンパニー
Photoshop、Illustratorなどのクリエイティブソフトウェア(Creative Cloud)、PDFテクノロジー(Acrobat)、デジタルマーケティングプラットフォーム(Experience Cloud)を中心に事業展開
ServiceNow


企業向けデジタルワークフローおよびITサービス管理プラットフォームを提供するSaaS企業
ITサービス管理(ITSM)から始まり、現在は人事、顧客サービス、セキュリティなど幅広い業務プロセスの自動化・効率化ソリューションを展開
Workday(ワークデイ)


企業名:Workday Japan
国:アメリカ
平均年収:900万円
HP:https://www.workday.com/ja-jp/pages/company-information-jp.html
クラウドベースの財務管理・人事管理ソフトウェアを提供するSaaS企業
ERPとHRMを統合した単一プラットフォームで、採用から経費管理、給与計算まで企業の人事・財務業務全般をカバー
Fortune 500企業を含む多くのグローバル企業に導入されており、AIを活用した分析機能やワークフロー自動化ソリューションの開発にも注力している
Atlassian


ソフトウェア開発チーム向けのコラボレーションツールを提供するグローバル企業
プロジェクト管理ツール「Jira」、ドキュメント共有ツール「Confluence」、コード管理ツール「Bitbucket」、カンバンボード「Trello」などを中心に展開
Shopify(ショッピファイ)


Eコマースプラットフォームを提供するグローバル企業
オンラインストア構築から決済処理、在庫管理、マーケティングツールまでを統合的に提供し、実店舗向けPOSシステムも展開
小規模事業者から大企業まで世界175カ国以上で利用され、「自社ECサイト構築」市場で急成長中
Zoom(ズーム)


クラウドベースのビデオ会議サービスを提供するSaaS企業
コロナ禍で急成長し、ビデオ会議の代名詞に
現在はビデオコミュニケーションを中核に、Zoom Phone(クラウド電話)、Zoom Events(オンラインイベント)、コンタクトセンターなど事業を多角化し、企業のハイブリッドワーク環境を総合的に支援している
ヒューレットパッカード


企業名:日本ヒューレット・パッカード / HPジャパン
国:アメリカ
平均年収:-万円
2015年に法人向けIT事業(HPE)と個人向け製品事業(HP Inc.)に分社化
HPEはサーバー、ストレージ、ネットワーク機器、クラウドソリューションなどエンタープライズIT基盤を提供
HP Inc.はパソコン、プリンター、3Dプリンティングソリューションなどを展開
セキュリティ・クラウド・DevOps系企業


大手以外のセキュリティ・クラウド・DevOpsなどの事業展開をしているIT企業をこちらでは紹介します
これらの企業は主に大手の大企業などとソフトウェア契約を結び事業を伸ばしています
そのため、あまり聞き馴染みがなくとも企業の利益が大きい会社が多いことが特徴です
またいくつかの企業は大手の傘下の企業であるケースもあります
セキュリティ系
CrowdStrike(クラウドストライク)


クラウドベースのエンドポイントセキュリティプラットフォームを提供する企業
AI技術を活用した「Falcon」プラットフォームにより、マルウェア対策からEDR(Endpoint Detection and Response)、脅威ハンティングまで包括的なセキュリティソリューションを展開
Trend Micro(トレンドマイクロ)


エンドポイント、クラウド、ネットワークセキュリティを包括的に提供するグローバルセキュリティ企業
日本発の企業として、個人向けからエンタープライズ向けまで幅広いセキュリティソリューションを展開
Palo Alto Networks
(パロアルトネットワークス)


次世代ファイアウォールのパイオニアとして知られるネットワークセキュリティ企業
ネットワーク、クラウド、エンドポイントセキュリティを統合した「Prisma」プラットフォームや、セキュリティオペレーション自動化の「Cortex」など、AI駆動型のセキュリティソリューションを展開
F5 Networks(F5 ネットワークス)


アプリケーションデリバリーとセキュリティに特化したネットワーク機器・サービス企業
ロードバランサーから始まり、現在はアプリケーションセキュリティ、API管理、マルチクラウド管理など、アプリケーション保護に関する総合的なソリューションを提供
NGINX買収後は、DevOpsやマイクロサービスアーキテクチャ向けのソリューションも強化している
McAfee(マカフィー)


コンシューマー向けおよびエンタープライズ向けセキュリティソリューションを提供する老舗セキュリティ企業
2021年に企業向け事業を分離(現Symphony Technology Group)した後、現在は主に個人・家庭向けウイルス対策やプライバシー保護ソリューションに注力
クラウド運用・監視系
Zscaler(ゼットスケーラー)


クラウドネイティブなセキュリティプラットフォームを提供するSaaS企業
従来のネットワークセキュリティに代わる「Secure Access Service Edge(SASE)」アーキテクチャのパイオニア
Splunk Services(スプランク・サービス)


マシンデータ分析プラットフォームを提供する企業
ITシステムやセキュリティログの分析から始まり、現在はデータ分析、ITオペレーション管理、セキュリティ監視、ビジネスインテリジェンスまで対応するプラットフォームを展開
Akamai(アカマイ・テクノロジー)


世界最大級のコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)プロバイダー
ウェブコンテンツ配信の高速化からDDoS対策、クラウドセキュリティまで包括的なサービス
Datadog(データドッグ・ジャパン)


クラウド規模の監視・セキュリティプラットフォームを提供するSaaS企業
インフラ監視、アプリケーションパフォーマンスモニタリング、ログ管理、ユーザーエクスペリエンス監視など、ITオペレーションに必要な監視機能を統合的に提供
DevOps・開発環境系
RedHut(レッドハット)


オープンソースソフトウェア企業の代表格
Linux OSの「Red Hat Enterprise Linux」を中核に、OpenShift(コンテナプラットフォーム)、Ansible(自動化ツール)など、エンタープライズ向けオープンソースソリューションを提供
HashiCorp (ハシコープ)


クラウドインフラストラクチャの自動化ツールを提供する企業
Terraform(インフラ構成管理)、Vault(シークレット管理)、Consul(サービスメッシュ)、Nomad(コンテナオーケストレーション)など、マルチクラウド環境でのインフラ構築・管理を効率化するオープンソースツールを開発
まとめ:外資系IT企業の業種と平均年収を知ることから始める


この記事ではどんな外資系IT企業があるのかを知りたい人向けに、
- 代表的な外資系企業の一覧
- 外資系IT企業の全体像
- 各企業の業種や平均年収などの概要と公式ページ
これらの情報を紹介しました
外資系IT企業に就職・転職を目指しているのであれば、このようなIT業界全体図を知っておくといいと思います
これらの企業の中で気になる企業があるのであれば、まずは動き出してみることが大切です
以下の記事ではすぐに転職活動をするべき理由について紹介しているので、ぜひこちらも読んでみてください!
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