
【現役社員より】外資系企業への転職前に知るべきつらい一面と大変さ

Oikonです
外資系IT企業でエンジニアをしています
今回は外資系IT企業で働くことに不安を持っている人に、この記事を通してその不安を解消していただきたいと思います
- 外資企業ってすぐにクビになるの?
- 完全成果主義のブラックで厳しい?
- 英語力やスキルがないと評価されないのか?
このような悩みを持った方々に、今回の記事を読んで欲しいです
結論から言うと、
外資系IT企業は大変さや難しさは確かにあります
しかし、外資系企業に合っている人はめっちゃ楽しんで仕事ができると思います

私は大変さも含めて楽しんで仕事してます!
今回の記事の注意点として、今回の記事はあくまで外資IT企業のエンジニア職からの私の意見です
他の業界業種ではまた状況が異なると思うのでご注意ください
目次
現役社員が感じる外資系IT企業の大変さ・難しさ
外資系IT企業の大変さ・難しさについて、実際に外資系IT企業で働いている現役社員の目線で紹介します
私が感じる外資系IT企業の大変な点は以下の5つです
外資系IT企業の大変な点
- 優秀な人が多い。故に、競争も激しい
- IT業界の流れが早い
- 黙っていても教えてくれない
- 会社の方針に振り回されやすい
- 海外に主導権があると大変
それぞれについて詳しくお話ししたいと思います
①:優秀な人が多い。故に、競争も激しい
外資系IT企業は私が思うに優秀な人が多いと思います
もちろん社員全員がとてつもなく優秀というわけではないです
凄い人もいればそうでもない人もいるというのは、日系企業と同じだと思います
ただ外資系企業は自分のスキルに自信があったり、自分で考えて行動ができる人が多いように感じます
そのような周りの優秀な人と仕事するのはとても仕事がスムーズで助かりますが、
一方で同じ部署内で優秀な人がいるとどうしても比べられてしまうことがあります
優秀な人がライバルだと競争もそれなりにありますね



私もIT系出身ではないので苦労しました…
外資系企業は成果主義の一面もあるため、給与が上がる人は上がるがそうでない人もいるという状況もありえます
このような外資系企業の競争する文化は、人によっては大変だと感じるでしょう
IT業界の流れが早い
IT業界はという業界は毎日のように新しい技術が出てきます
近年では特に生成AI・LLMが大幅に進歩し、毎日新しい技術トピックが出るのでフォローするのがとても大変なほどです
今後もAIブームが終わった後、新しいIT技術分野が台頭してきて学び続けることになるでしょう
このようなIT業界特有のスピード感のある世界についていくことが大変だと感じている方も周りにいます
特に年次が上がってくると、新しい技術分野を理解するのに時間がかかっている人も多い印象です



自分の専門領域から頑なに離れない人もいますね
その一方で日々新しい技術が出てくることを楽しんで、興奮を隠せない様子の人もいます
外資系IT企業の文化として変化していくことに重きを置いている企業も多く、仕事でも新しいIT技術は数多く使用します
この変化を楽しめる人は、外資系IT企業でもやっていけると思います
黙っていても教えてくれない
外資系IT企業は黙っていても教えてくれません
「何を当たり前のことを言っているんだ」と言われそうですが、おそらく日系企業よりも教えてくれないです
これはある意味、外資系企業の中において一人ひとりは自立した個人であり、お互いを尊重するという文化があるためだと思います
役職の上下や年齢に関係なく、お互いを対等の仲間として一緒に仕事していくという文化です
そのため、わざわざ聞かれていないことを教えるという人はとても少ないです
逆に言うとお互いを尊重して、分け隔てなくコミュニケーションを取る文化のため、聞けば教えてくれることも多いです
自分から能動的に聞いていける人は外資系IT企業は、とても居心地が良いと感じるでしょう
教えてくれるのを待っている人はとても大変だと感じると思います
会社の方針に振り回されやすい
外資系IT企業の特徴として、会社の方針に振り回されやすいということが挙げられます
特に米国IT企業はIT業界の流れに乗り遅れないために、普通の業界よりも方針転換を数多くします
その結果、社内の方針などが大きく変わることが何度も起こります
中でも大変なのは、会社都合での部署の移動・消滅などです
もともとあった製品を切り捨てて新しい製品に移行していく場合、もともとの製品の部署は消滅する可能性があります
もしくは仮に部署が消滅しなくても、別の国に部門をごと移すというケースもあります



急に別の国に引き継ぎするケースも見たことあります
このような理不尽な部署消滅に運悪く遭遇してしまうと、急に社内転職が始まることがあります
会社の方針に大きく振り回されやすいことが、外資系IT企業の大変な面でもあるでしょう
海外の主導権や時差など
海外のチームと一緒に仕事をしていると、特有の問題に遭遇します
それは時差のある会議です
アメリカやヨーロッパのチームメンバーと一緒に仕事をすると日本との時差が大きいため、オンラインミーティングの時間調整がとても大変です
開発している製品や企画によっては、ミーティング時間の主導権も海外が握ることが多いです
そのため日本時間の早朝や夜中のミーティングが多くなります
ミーティングの際にも、こちらから意見や主張をしないと海外の主導でどんどん色々なことが決定されていくため、積極的に発言していく必要があります



会議で発言しない人は居ないのと同じ扱いです
このような海外のチームとのオンラインミーティングの時差や立ち振る舞い方は、外資系IT企業の1つの難しさだと言えるでしょう
よく聞く外資系企業の噂や不安
解雇・レイオフはあり得るのか
よく外資系企業ではすぐに解雇やクビになるのではないかという不安を耳にします
確かに最近ではGoogleがエンジニアをレイオフしたなどのニュースで話題になりました
しかし日本にある外資系企業においては、その心配はあまりないと思います
外資系企業といっても日本法人のため、法律で会社員は強く守られています
ただし解雇という形ではなく、早期退職として退職金を受け取って退職するというケースがまれにあります
しかしこれは外資系企業だけでなく、日系企業でも起こる話だと私は思います
そのため、必要以上にクビやレイオフになることを日本にある外資系企業で心配する必要はありません
超成果主義でブラックなの?
外資系企業は完全成果主義でブラックなのかという質問もよく耳にします
私も就職活動をしているときに、外資系企業を調べていました
その際予測変換に「ブラック」という予測変換が出てきたのをよく覚えています



当時は結構心配になった記憶があります笑
実際に入ってみてわかるのは、外資系IT業界は噂に聞くほどブラックではないと思います
これは業界と職種によるものも大きいと思います
コンサルタントや営業の方は、時期や担当しているお客様によってはとても忙しい様子でした
また営業に関してはノルマなども存在するため大変だと聞きます
私はエンジニア職のためソフトウェア製品の締め切りが近いととても忙しいですが、そうでもない時期もあります
普通に海外に合わせてクリスマス休暇とか取ります
業界としては金融業界がきついと聞きますが、私は金融業界の知人を持っていないため、真偽は定かではありません
少なくともIT業界は世間で言われるほど超成果主義でブラックではないと思います
英語力がないとやっていけないのか
英語力がないとやっていけないのか、という不安もよく聞きます
これについては他のブログ記事でも紹介していますが、必ずしも英語力が必要だとは私は思いません
もちろん最低限の英語力があった方が良いと思います
また英語力があることで活躍できる幅が広がるのも事実です
しかし必ずしも英語が堪能である必要はありません
最近では翻訳ツールなども発展してきているため、読み書きで翻訳ツールを使う場面ではそこまでの英語力は必要ないと思います
海外のチームメンバーとやりとりをするような仕事をしたいのであれば、英語力は必要だと思いますが、外資系企業すべての職種で英語力が必要だとは思いません
英語力については別の記事でも話しているのでよかったら読んでみてください!
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外資企業は合う人には合う
今回は外資系IT企業で働く大変さと辛さを現役社員の目線でお話ししました
皆さんが考えていたような不安はいくつかは事実であり、そうでないものもありました
外資系IT企業は大変な面があることも事実です
しかし、外資系企業に合っている人はめっちゃ楽しんで仕事ができると思います



個人的には外資系IT企業はとても合ってます
そもそも外資系IT企業に来る人は、日系企業があまり合わなくて来ている人が多い印象です笑
必要以上に辛いとか大変とか考えず、飛び込んでみることが大事だと思います
以下の記事で外資系企業に向いている人についても話しているのでよかったら読んでみてください!
外資系ITエンジニアになろう!




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